# 060

私は地球からきたという挨拶

私は愛と憎しみの世界からきた 
そこでは逃げることは運命のゆがみだった
そこでは死は生きるための糧だった
そこでは与えるものは聞くことのできない贈り物だった
私は二つに分けられた橋の国からやってきた
そしてそこの川は化学物質が潜んでいるところをちょうど流れていた
私は公害で空が汚れ監禁が唯一の解決策だった国からやってきた
貢献することが殺人だった世界
未熟は聞くことのできない声
私は王と大統領の国からやってきた
証拠のないことが真の制御になる場所
魂の自由
昔に戻るにつれて冷めていく
私はもはや存在しない国からきた

私は裕福でもあり貧乏でもある国からきた
豊富な食事と飢え
他の人たちが休日の夕食のときに肉が切られているが子供たちは飢えている場所
私は鉄砲やナイフのようなおもちゃが
子供の本当に喜ぶプレゼントになっている場所からきた
そこではサンタクロースの信じ方を教えてくれた
しかし決して自分自身信じる方法を教えてくれなかった
私はあなたを愛している
私は秩序と無秩序の国からきた
国境の横断は見てすぐに発砲することを意味していた
殺し屋の視界から安全なのは夜だった
私は倉庫の明かりで意識を取り戻した
どうしてみんなとうまくやっていくことができなかったのか?
私は世界からきた
もはや存在しない国からきた

私は二百年間も夏に数百万人の大行進があってそれぞれのドラマーに合わせて
歌を歌っていた世界からきた
大多数の人は貧乏でほんの一握りの少数の人々が優先され
大人たちが一人寂しく死んでいく所で
売春が行われる世界
私は壁が破壊された国からきた 一方ではお墓が造られていた
地球温暖化は訴えている
最後の日は近い
しかし皆が無知のために誰にも届いていない
何を身にまとおうと毒は皮膚に届く
そして大気圏 オゾンホールに穴をあける
もうこれ以上 破壊者になりたくない
心配していたのは結果のみ
私は世界からきた
私は世界からきた
もはや存在しない国からきた

オゾン層の破壊について

  地球をとりまく大気中の高度15〜35kmにはその他の部分に比べオゾンが多く存在しており、このオゾンを多く含んだ大気の層をオゾン層という。
オゾンには紫外線をはじめとする日射を吸収する作用がある。
このため、オゾン層は生物に有害な紫外線を吸収することで地上の生態系を保護するとともに、日射を吸収することでオゾン層付近の大気を暖めている。

 しかし、近年、人造物質であるフロンによりオゾン層の破壊が進んでいる。
フロンは化学反応を起こさない安定した便利な物質としてスプレーの噴霧剤や半導体などの洗浄剤、クーラーなどの冷媒として広く利用され、大気中に大量に排出された。
地表付近では化学反応を起こさないフロンも対流活動や拡散などによって上空に運ばれ上空数十キロに達すると、紫外線の作用で分解され塩素原子が遊離される。
フロンから遊離された塩素原子はオゾンによる酸化と酸素原子による還元を繰り返しながらオゾン層のオゾンを減少させ、オゾン層を破壊していく。